ラオスの国家資格”マホート”にルアンパバンで挑戦!!

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ラオスには旅人でも取得できる国家資格があります。

それが”マホート”です。一体どんな資格なのか、そして本当に旅の合間に取れる資格なのか調査してきました!

マホートとは、象使いのスキルを持っている人の事です。象を自在に操り、世話をして象に寄り添うことができる人々の対してこの資格が与えられます。ラオスにおいてこの資格は国家公認の資格なので、履歴書に書くことができます。(自分も帰国後、履歴書に書き面接時に盛り上がりました)

ラオスに限らず、東南アジアのいくつかの国で取得できるようですが、僕は今回、世界遺産にも登録されている町のルアンパバンでチャレンジしました。この町自体も文化的な遺産がたくさんあり、町の雰囲気もゆったりとしていてとても素敵な町です。

ルアンパバンには歩いているとマホートの資格取得プログラムを扱っている代理店がたくさんあります。名前にelephantと入っている代理店も多いので分かりやすいです。看板も出ています。

コースは半日、1日、2日、3日とあります。

ん?期間が違うけど取れる資格も変わるの?と思いますよね?

実はこの資格、象の世話をして象に乗ることができれば誰でも取ることができます。なので半日でも3日でも取れる資格は同じです。ただ、長い期間になればなるほど象とより濃密な時間を過ごせます。僕の推測ですが、おそらくこの資格は象という動物について多くの人に少しでも知ってもらいたい、という現地の人たちの願いからできた資格ななんじゃないかな。そんな素敵な願いに僕たち旅人も応えたい!そんな双方の思いによって生まれた資格だと信じています。(実際は象を使えば観光客相手にお金になる、というただのビジネスだろうな。。。)

さて、料金ですが、扱っている会社や時期、交渉の仕方によってかなりばらつきがあるようです。僕は1日コースで2000円くらい、1日で3000円、2日で10000円という話も聞いているので余裕があればいくつかの会社を回ってみるといいかも。

当日の朝、まずは腹ごしらえ。ラオスの朝ごはんをいただきます。

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もち米と卵焼き。シンプルな朝食です。

食べ終えた後、予約した代理店の前に行き、ミニバンでelephant campまで送ってもらう。

僕がお世話になったのはmanifa elephant camp。とてもフレンドリーなオーナーに惹かれてここに決めた。当日もオーナーが朝から見送りをしてくれました。

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elephant campに到着。ここに数頭の象と数人の象使いたちが一緒に暮らしています。

早速、象使いになるための講義を受けます。

まず、最初に観光客と同様に象の上に人が乗れるかごを乗せている象に乗ります。慣らしですね。象には数回乗ったことあったので久々に心地よい揺れを感じながら林の中を進んでいきます。

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目の前に広がるのは東南アジアを流れるメコン川。この川沿いを通りながら進んで行きます。とても気持ちいい!

ぐるっとcampの周りを1周したら1度象から降ります。そして、象に乗りに来ていた韓国人カップルたちはそこで再びミニバンに乗って帰って行きました。取り残されたのは僕1人だけ。

そう、この日のマホート育成コースは僕一人の貸切状態でした。せっかくだからみっちり教わろう!と意気込む。

次は座学。象に乗る上での注意点と象の扱い方、手綱の引き方、指示の言葉?を勉強します。説明には慣れているようで、英語とラオス語をしっかりと織り交ぜながら教えてくれます。

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象への指示はこんな感じでおそらくラオス語で指示を出す。(ちなみに書いてある日本語は以前来た日本人が教えてくれたらしい)本当にこの言葉で果たして反応してくれるのか、疑問を抱きながら話を聞く。

色々とたくさん説明した後に最後の一言、「まあ、とりあえず試してみなよ!」

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ということで、今度はカゴなし、直接象の上に乗ります。ちなみにこの象の名前はソンハン。女の子です。そして僕の先生は写真の1番右にいる少年、サヌ。物心ついた時から象と生活しているマホート界のスーパーエリート。彼に付き添ってもらって訓練をしていきます。

ソンハンにまたがって、

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いざ出発!

campの中を1周しながら自分で指示を出しつつ手綱を引いていく。「パーイ」で前進、「サーイ」で左、「クアッ」で右へと進路を変えていきます。驚くことに言葉を理解しているのか、ほぼ指示通りに動いてくれます。すごい!

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後ろに乗ってもらって研修中です。サヌは優しくたまにヤンチャしてくる可愛い青年です。

1周終えたら午前中は終了。お昼タイムです。

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1人だからか、とても豪華な食事です。これで午後も頑張るぞ!

午後はいよいよ1人で乗ります。午前に教わったことを1人で実践していきます。

だいぶ象の扱いにも慣れてきて、象が通りたがらない道なども把握して、出来るだけ歩きやすい道を選んで進みます。

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林の中を象を操り縦横無尽に突き進みます。師匠のサヌが写真を撮ってくれました。

そして、最後にソンハンの体を洗いにメコン川へと入っていきます。川の中でゴシゴシと体を洗いながら水遊び。

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頭を丁寧にこすりながら洗っていきます。

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水かけをして遊んで、

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川に落とされました(笑)いきなり落とされて溺れかけました。。

それでも水遊びと体洗いでソンハンも喜んでくれたみたい。

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心なしか嬉しそうな表情に見えませんか?

以上で1日コースは終了です。朝早くから長い1日でした。無事に象に乗って操ることができたので合格のようです。(とにかく乗れれば合格できます)

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最後にソンハンにお別れを告げます。たった1日だけど、1日中ずっと一緒にいたので別れも名残惜しいです。

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ちゃんとした合格証がもらえます。

こちらが合格証です。立派なちゃんとした紙に印刷してもらえます。これで僕も日本に帰ってからも胸を張ってマホートであることを証明できます!ラオスでは国家資格に当たるのでれっきとした資格です。

以上、ルアンパバンでチャレンジしたマホートトレーニングについてでした。ちなみにメコン川で象と遊んだ時に川の水を飲んでしまったせいか、次の日から1週間ほどお腹を壊したので川に入っても水を体に入れないように気をつけましょう。

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