【モンゴル】ウランバードルに到着！旅はいつも刺激的！？

ぼくの世界一周バックパッカー旅の初回はモンゴル！ぼくにとって世界一周バックパッカー旅の始まりの地。

モンゴルは世界一周に行くと決めてからずーっと行ってみたかった場所です！"相撲"という繋がりもあって日本にも馴染みがある国でありながら意外と旅行客は少ない国。あんまり観光情報とか聞かないイメージが強いですよね？

でも、近年はJICAなどのボランティアが入ってきていて、日本人が積極的にモンゴルの発展に協力しているのもあって親日国なんです！特にスポーツ分野での国際交流が顕著だとか。

ウランバートルにあるチンギスハーン国際空港は小さい空港で中国、ロシア、韓国が主な路線です。現在、新しい国際空港、新ウランバードル国際空港が建設中(2019/8完成予定)で更なる路線拡大、設備の新設が期待されているようです。こんなとこにもモンゴルの発展が垣間見ることができます。

チンギスハーン国際空港から市内の中心部まではタクシーで30分ほど。交渉次第では”白タク”と呼ばれる個人タクシーの方が決まった額で乗せてくれるのでオススメです。メータータクシーは基本的には真面目にやっているが稀に不正をされる可能性があるので注意。

ワクワクとドキドキの感情の中、ぼくの世界一周旅の最初にして最高に刺激的な1日が始まります。空港のゲートを降りると、「俺の車に乗ってけ」と言わんばかりにたくさんのドライバーたちが群がっています。早速日本では無い空気を感じます。でも、大丈夫。事前に調べて、市内までの相場は20000トゥグルクと聞いていたので、交渉して17500トゥグルクで承諾してくれた気の良さそうなモンゴル人を捕まえてその車に乗りました。幸先よくスタートできました。

彼の名はドルジ。観光客に慣れているのか、「日本人は優しくていいやつばかりだ、だから俺は日本人が好きなんだ！」と明るく英語で話しかけてくれたこのドルジ。なんと兄が旅行会社をやっているから安く観光案内をしてくれる、と言うのでお願いすることに。嬉しい限りです。こんな感じで順調に旅が進んで行くことに最初は何の不安も感じていませんでした。

今日はこのままモンゴルの移動式住居”ゲル”に泊まってモンゴルの昔ながらの生活を味わい、次の日にドルジの家へ招待してくれるということになったので、早速スーパーに買い出しに行く事に。そこでドルジの兄も合流。いかつそうなお兄さんでした。コストコみたいな大きなスーパーで食材やビール、調味料などを選びレジへ。

なかなかの量だったので疑問に思ってドルジに聞いてみると「家族がたくさんいるんだ」という事だったので納得してレジに進んでいきます。しかし、支払いは割り勘かと思いきやなぜか僕が全額支払う事に。「ツアー代は格安にするから任せろ！」その言葉を信じる事にしました。このくらいから少し怪しい匂いが漂ってきました。。。

買い物の後、ゲルへと向かいます。ウランバートルを出てモンゴルの雄大な自然を眺めながら車に揺られていると途中でなんと女の人が2人乗ってきました。疑問に思っていると「姉ちゃんがいる方が楽しいだろ？」とドルジは笑いながら言っています。

改めて彼に確認すると、どうやら”ゲル”に女の人を呼んでパーティーでもするつもりのようでした。

「日本人は女が好きだろ？だから俺がもてなしてあげよう」そう言って片っ端から女の子に電話をかけていました（笑）。しかもそのお金はなんと僕が払う事になっていみたいです。

さすがにこれはまずい。ようやく自分の状況の深刻さに気づきました。。。

懐の危険を感じた僕はすぐにウランバートル市内に引き返すように頼みました。ドルジと兄は「もう今更無理だ」と言ってるようですが、僕も負けじと食い下がります。こんなやつらといたら1カ国目なのに一文無しになりかねない！（モンゴルは物価が安いのでさすがにそんなことはありませんが）

その後もなんとか引き返すように説得してようやく市内に戻る事になりました。すでに払ったお金は「お前が自分から払ったものなんだから返せない」と言います。大量に買った食材の理由もようやくここで分かりました。

まあものすごい大金という訳でも無いし、この時のぼくはとにかく無事に市内に着きたかったのでお金は諦めて無事にウランバートルに戻ってくることになりました。

これが僕の世界一周の始まり。 この経験は今でも悔しい思い出の一つですが良い経験ですね。旅を始めたばかりのぼくにとってなんとも刺激的な、衝撃的な1日でした。まさか親日国で治安も比較的いいモンゴルでこんなことになるとは思ってもいませんでした。

ですが、逆に考えるとこの経験を一番最初にしたことで、この後の旅は用心深くなることができたのでまあ良かったのかな？？

予定していた宿の”ゴールデンゴビ”に着いたのは日が暮れて暗くなってからでした。。

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