遊びで育む、子どもの心とカラダ!!遊びのメリットとは?
一昔前までは、よく親から「遊んでばっかりじゃなくて勉強もしなさい!」なんて言われた事ある方も多いのではないでしょうか?悪い事とまでは言わないですが、それほど重視されていなかった事は間違いありません。ですが、近年では遊びは文部科学省も学習として推奨するくらい、認識に変化が出てきています。
◆なぜ遊びが注目される?
なぜ遊びが注目されるようになってきたのでしょうか?それは、子どもたちは遊びの中から、知らず知らずのうちにたくさんの事を学び、育んでいることが分かってきたからです。勉強や習い事だけでは学べない要素が遊びには含まれているのです。
近年は科学の進歩などによっておもちゃなども便利な物が本当に増えました。子どもの遊びも、家の中で楽しめて1人で完結できてしまうものも多いです。そのおかげで親や大人たちの育児のスタイルも変わり、負担が減った事も多いかと思います。しかし、それと引き換えに外で思いっきり遊ぶ機会や、お友達と遊ぶ機会が減ってきたように感じます。
◆子どもは遊びが大好き!
子どもにとって遊ぶことは生活そのものです。子どもは遊ぶことが大好きなので、一日のほとんどの時間を遊んで過ごします。そして子どもにとっての遊びはただの遊びではなく、遊びの中から様々なことを学び、生きる力を身に付けていきます。遊んでいる時の子どもは本当に無邪気な表情で楽しんでいます。
◆遊びの種類
遊びには身体を動かす運動遊び、何かを組み立てたり作る工作遊び、家の中でできる積み木遊びや音楽遊び、パズルを使った知育遊びなどさまざまな遊びがあります。小さい頃は出来るだけ一つだけではなく、多くの遊びを経験する事をおすすめします。色んな事を経験する中で子どもはそれぞれのやり方を学び、組み合わせて遊んだりと出来ることの幅が広がります。
子どもたちは遊びを通して考えて、試行錯誤し、時には友だちと協力しながらいろんな動作にチャレンジすることで、「生きる力」を育んでいきます。子どもにとっての遊びは成長していくために必要不可欠なものです。
また、遊ぶことによって子どもたちは身体と頭を使って体力と脳を発達させます。友だちと遊ぶことで社会性を学び、他者との関わり方を学んでいきます。勉強などと違い、決まり事の少ない遊びは自分で考える力を身に付け、自主性と創造力を育みます。このように生きていくための知恵を学んでいるのです。
◆運動遊びを取り入れる
そんな大好きな遊びに取り入れたいのが運動です。ただ走るだけ、ただ登るだけで笑顔になる子どもを見たことがありませんか?子どもは思いっきり身体を動かすことが大好きです。子どもの運動とはスポーツだけではなく、おにごっこや公園の遊具で遊ぶのも立派な運動です。身体を動かすことで気持ちがすっきりし、開放的になるので運動遊びをする子は笑顔が多くなります。
運動遊びとは、おにごっこや公園の遊具で遊ぶような身体を動かして楽しむ遊びです。子どもにとって運動遊びは身体の発育に欠かせません。一昔前に比べて子どもの筋力低下という話を最近よく聞きますが、子どもたちの外遊びの時間が減った事が大きな原因だと言われています。家でも楽しく遊べてしまうからこそ、意識的に運動を取り入れる必要があります。
◆運動遊びの効果
運動遊びは笑顔を引き出すだけではありません。子どもの時の運動遊びは身体、脳、神経の全てに良い影響を及ぼします。身体を動かすことで基礎体力が身に付きます。また、どうやったらうまく動かせるか、より効率良くできるか、子どもは一生懸命頭で考えるので、脳が活性化します。さらに、新しい動きをすることで運動神経が養われて、運動が得意になったり怪我から身を守る力が身に付いていきます。
親にとって、楽しく遊びながら心身ともに元気に成長してくれる程嬉しいことはありません。運動遊びはそんな子どもの成長を大いに手助けしてくれます。小さい時から公園などの外で思いっきり身体を動かせる環境を用意してあげることはとても大切です。そして、親も一緒に子どもの頃を思い出しながら思いっきり遊ぶと子どもの笑顔もさらに増えますね!
◆運動遊びを幼少期から習慣に
小さな頃から意識的に公園などの外に一緒に連れていく事で、外で遊ぶ事が子どもの中で習慣化していきます。習慣になることで外で遊ぶのが当たり前になり、その中から楽しみを見つけ、運動が好きになっていきます。この幼少期の運動習慣は身体の発育だけでなく、将来的な健康寿命にも大きく関わってきます。健康な身体のためにも外で思いっきり遊ぶ癖を付けましょう!
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